RESAS APIハッカソンまとめ
最近ブログを開設した森中です。
今回は、地方創生をテーマにしたハッカソンの見学報告になります。
<RESAS API ハッカソンの特徴>
①データが面白そ。何かと組合わせると、新しいスコープやビジュアルを見つけることができる?
②地方創生×ハッカソン、というのが良い。地域の課題を、ITで解決してみたい!。
③チームラボ主催。ハッカソン以降、どんな展開になるのか、気になる!
内閣官房とチームラボがタッグを組み、行政データを活用するハッカソンです。
https://resas.go.jp/#/13/13101
(RESAS Regional、Economy、Society、Analyzing、System)
○面白そうなデータ
https://opendata.resas-portal.go.jp/
○沢山のデータを扱うための仕様書サイト
https://opendata.resas-portal.go.jp/docs/api/v1-rc.1/index.html
各チームの発表を紹介します。
各チーム名と発表内容および表彰結果
<ZEN OS>
通貨管理システムのサービスを提供。アプリユーザー同士で、決済が可能。バックグラウンドはブロックチェーン。ブロックチェーンで管理するので、コストを安く管理できるメリットがある。少数のグループ単位からスケーラブルにシステムを提供することができるのが特徴。
ANTOR-JAPAN賞
審査では、新しい技術を活用するところが評価された。
<サラリーマップ>
地域地方で働いたときの想定の年収がわかる
<静岡茶>
地方で埋もれていた農産物がわかる。
<アニメ版RESAS研究所>
有名なアニメの聖地になったことによる経済効果などのビジュアルデータを見ることができる。アニメAPIを実装し、RESAS APIと連携。
チームラボ賞(準優勝)
審査員の質問では、学生、アニメの製作委員会、コンテンツホルダー、PR企業などへの訴求効果について触れられた。
<サバトレ>
住みやすさを可視化するアプリケーションを作成。今回は、地域の落書き地点データを蓄積し、落書きの対策に役立てる内容としたプレゼンテーションだった。今回のアプリケーションを作成するために、実際に町を歩き、足で落書き地点データを集めたとのこと。
日本マイクロソフト賞
審査員のコメントでは、文化的に良い落書きもあるかもしれないことを踏まえると、どうするか、といった次のフェーズを見据えた質問や、落書きは世界共通なので、海外への応用もできるかもしれないなどあった。
<星Niteen>
地域の2地点を最短距離で移動するでなく、地域の魅力を反映した、ちょっと寄り道の観光経路がレコメンデーションされるもの。レコメンデーションの準備としては、地元の声を集めるクラウドソーシングで重みを付けるなどした。道順が楽しい感じで示される。
アソビュー賞
<matsuri.jp>
特徴が似ている市町村を検索できる。各自治体のデータを、サービスを通じて検索抽出することができ、その結果をビジュアライズさせて閲覧することができる。自治体版BIツール。
自治体の課題のインプット・共感を呼びこむために、寸劇も見られた!。
<外閣府>
地域の価値・住みやすさ・暮らしやすさを可視化する。税収上位48か所はどこか?などのデータがすぐにわかる。また、地域主要都市からの距離を変数として、住みやすさなどを評価。RESASから緯度経度・街のデータ・税収データを持ってきた。
こちらは、商圏分析に発展させると、面白いのではないかと思ったが、賞の受賞には至らなかった。
<Trip Recommender>
条件指定すると、日本各地の遊びの候補の場所が示される。若い人に地方の魅力を伝えるツール。
IDOM賞
<HappyChild>
子育てに向いている地域、がわかる。補助金などのデータベースが格納されているので、どこに行くと得られるメリットがあるかどうかが一目瞭然となる。ただし、補助金は都道府県によって、情報の出し方がバラバラだったのは大変だった。出生数がどのくらいかなどのデータを使って、算出しているが、世帯構成なども今後、データを拡充できる可能性がある。形態素解析、クローリングして、データを取りに行った。
内閣府賞 (優勝)
<R-dush>
住みやすさ指標、財政支出指標など、指標ごとの組み合わせから、総合的な結果として、この町は、このような状況であるよ、ということを、わかりやすく伝えるビジュアルを得る。
各チームの喜びの様子
<サバトレ>日本マイクロソフト賞
<ZEN OS> ANTOR-JAPAN賞
<星Niteen>アソビュー賞
ここで温泉のプレミアム入館券がでたー!!
<Trip Recommender>IDOM賞
<アニメ版RESAS研究所>チームラボ賞(準優勝)
準優勝チームには、内閣府とチームラボが継続開発支援がある!
<HappyChild>内閣府賞(優勝) 優勝チームには、内閣府とチームラボの継続開発支援がある!
最後に集合記念写真
そして関係者に重大発表
12月に第2回のRESAS API ハッカソンがあるそうです。
続いていく感じのハッカソンなのですね!。 楽しみです。